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感情世界ナノ
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リフヒラ・ルフォールの悪夢【アナザーズxファンタジア番外編】

【簡単な設定説明】 リフヒラ・ルフォール 闇の四賢者。 優しき正義の心を持ち、完全な悪しき者には容赦しない性格。 1000年前に自我が目覚め肉体は悪に堕ちたが、正義の心は変わらず人々を影から救っていた。 途中サナという少女に出会い、サナを幸せにすることを約束する。 しかし悪しき勇者共にサナは殺”され、深く悲しみ怒りに満ちたリフヒラはサナを甦らせることを決意する。 サナ・シャイヴィス 初代純粋の魔王。 魔王と言えど気弱で優しい性格。 争いは好まない。 リフヒラに助けられて幸せにしてもらっていた少女。 リフヒラに酷く依存し愛していた。 しかし途中悪しき勇者共に殺され、生き絶える。 あの世には行けてない。 ーー屋敷ーー寝室ーー 「リフヒラ」 ……。 今日もリフヒラは平和に1日を終え、寝室のベッドに横になり安らかに寝ていた。 しかし、リフヒラは徐々に険しい顔つきになりうなされ始める。 なにやら怖い夢を見ているようだ。 今回はそんなリフヒラがたまに見る、とある悪夢のお話。 ーーーー ーー ー 「リフヒラ」 ! リフヒラはハッと目覚め、辺りを見渡す。 どこを見るも辺り一面空も青く、綺麗な色のしたお花畑だった。 「リフヒラ」 ……ここは、悲壮山にあるサナと私しか知らない秘密の場所……。 私は寝ていたはず…敵の攻撃とは考えにくい、これは夢……? リフヒラは立ち上がり、歩き出す。 「リフヒラ」 あ……あれは……。 リフヒラはまっすぐ歩いた先の崖近くに巨大な一本の木を見つける。 「リフヒラ」 私とサナが誓いの言葉を書いた木……懐かしい……。 リフヒラが木に駆け寄ると、昔掘って書いた字を優しく撫でる。 リフヒラがそう思い出に浸っていると、背後からーー 「だーれだ!」 何者かに両手で目を隠される。 「リフヒラ」 だ、誰ッ……! リフヒラは瞬時に右手を刃に変え、戦闘態勢に入る。 「リフヒラ、忘れたの?私のこと」 「リフヒラ」 ッ……その声は、サナ……? 「サナ」 正解!私だよリフヒラ! リフヒラならわかってくれると思ってた……! サナはリフヒラの目を離し、リフヒラはサナの方へと向いた。 「リフヒラ」 サナッ……会いたかったッ……! 「サナ」 私も……会いたかったよッ……! リフヒラッ……! サナはリフヒラに抱きつこうとするがーー ドスッ……! 「サナ」 かはっ……!? サナの腹部からリフヒラの刃が貫いていた。 「サナ」 ど、どうして……? 「リフヒラ」 私を欺こうなんて一千万年早いわ、死神。 「サナ?」 く、ふふふふふっ……ばれちゃあ仕方ない。 サナちゃーー ザシュッーー!! サナの首が胴体から切断され、宙に舞う。 「リフヒラ」 その小汚い口でサナの名前を出さないでくれる? ドサッ……。 サナ?だったものは生き絶える。 リフヒラはそれを冷徹な目で見ていた。 ガシッ! 「サナ?」 やーやー!ひどいなぁ! 私を殺しちゃうなんて!正義の味方が聞いて呆れるよ。 さっき死んだはずのサナ?は突然リフヒラの背後に現れ、肩を掴む。 「リフヒラ」 黙れ……貴方は悪そのもの……! 斬られたくないなら私の大切なサナを使わないでくれるッ……!?死神ッ……! リフヒラは掴んできた手を払い除け、振り返る。 「サナ?」 だって〜?私の肉体は既に”アイツ”に消滅させられておさらばしちゃったからねー? 私の魂にピッタリなのはサナちゃんだけなんだよ〜? この世界で唯一の”存在悪”だからね。 あ、後何回も言うけど私の名前はソレイユね? 「リフヒラ」 貴方の名前なんて覚える気もないし貴方の都合なんて知らないわッ……! サナを返して二度と出てこないでッ……!! 「ソレイユ」 えぇ酷いなぁ、サナ泣いちゃう! 「リフヒラ」 ッゥ……!黙れサナの声で喋るなッ!! リフヒラはソレイユに斬りかかるも 「ソレイユ」 ほいっ ソレイユはゆらりと躱しーー 「ソレイユ」 “極悪の一撃”っと ドゴォッ……! 「リフヒラ」 ッゥッ……!? リフヒラの腹部に凄まじく早い一撃が撃ち込まれる。 一撃が重すぎてリフヒラの体が更に数十センチ浮く。 「リフヒラ」 ぐふっ……!くっ……! ドサッ! ダッ! リフヒラはその場に倒れ込むも、すぐさま距離を取った。 「ソレイユ」 あー、びっくりしちゃった? 今までやられるがままだった私がいきなり反撃しちゃって。 「リフヒラ」 ……く……何故今まで反撃してこなかったの……。 今の一撃でわかる……貴方は私よりも強いッ……。 リフヒラは腹部を押さえながらソレイユに語気を強めて聞いた。 「ソレイユ」 いやー今まではね、サナちゃんの体を借りてたわけだから、私の”大変申し訳ない気持ち”であなたの怒りを受けていただけなんだよ。 ただ、リフヒラちゃんは私の顔を見るたび見るたび憎悪をいっぱい詰め込んだ顔になるものだからね、ちょっとお灸を据えてあげたのさ。 私は リフヒラちゃんと 落ち着いて お話ししたいだけ。 ただそれだけなんだよ。 「リフヒラ」 ……ごめんなさい、サナの肉体を使っているとはいえ……私も多少は悪いところがあったわ。 これを受け取りなさい。 リフヒラは右手から何かを生み出しソレイユに投げつける。 「ソレイユ」 ん、これは?お面? 「リフヒラ」 私からのプレゼントよ。 「ソレイユ」 わー!リフヒラちゃんからのプレゼント!嬉しい! 早速つけて見るね! ソレイユはお面をつける。 「ソレイユ」 息苦しくないし通気性もいい! あれ?声が違う? 「リフヒラ」 そのお面をつけると声が変わるように作ったの。 それなら顔も見えないし声も違うから、多少サナっぽさも消えるし私も落ち着いて話せるわ。 「ソレイユ」 なるほどね、じゃあお話ししようか。 ソレイユがパチンと指を鳴らすと、テーブルと椅子が現れる。 「ソレイユ」 座ってよ 「リフヒラ」 ……。 リフヒラは黙って座る。 「ソレイユ」 さて、いい話と悪い話どちらから聞きたい? 「リフヒラ」 ……じゃあ悪い話から話して。 「ソレイユ」 オッケー! 悪い話なんだけど、リフヒラちゃんーー “後一年以内に死んじゃうよ?” 「リフヒラ」 ……それがどうしたの。 リフヒラは平然と答える。 「ソレイユ」 あっれー?もっとびっくりしたり悲しんだりすると思ったのにいがーい! 「リフヒラ」 私、そういうの信じてないの。 死神である貴方がそういうのなら本当なんでしょうけど、私はその運命を変えれると思っているわ。 私は死なない、サナを甦らせ必ず幸せになってみせる……! 「ソレイユ」 リフヒラちゃんらしいね〜。 そういうところが私は好きなんだけどさ! 「リフヒラ」 で、もう一つのいい知らせは何なの? 「ソレイユ」 ふくく、もう一つのいい知らせはねー? リフヒラちゃん、”死神”になる気はなーい? ソレイユはお面越しからでも伝わるほどにニコニコ笑いながら言った。 「リフヒラ」 死神にですって……? 「ソレイユ」 そ! 死神になればいいこと沢山だよー? この世界にいるときは本物のサナちゃんに会えるし、悪い奴は殺すことができる! もしかしたらサナちゃんを甦らせることもできるかもしれない! 「リフヒラ」 サナに会える……でもそんな美味しい話あるわけない、デメリットもあるでしょう? リフヒラは疑心の目をソレイユに向ける。 「ソレイユ」 別にデメリットというデメリットはないよ? リフヒラちゃんの中に私がいるだけくらいだし? 「リフヒラ」 私の中に貴方がいる……? どういうこと? 「ソレイユ」 そのまんまの意味だよ。 この力を得るにはね、リフヒラちゃんが私を食べなきゃいけないの。 カニバリズムってヤツだね! リフヒラちゃんが私を食べると私はリフヒラちゃんの中で生きることができる! リフヒラちゃんが見てるものは私も見えるし、リフヒラちゃんが食べたものは私も食べて感じられる! 全部一緒に体験できるってことだね! 「リフヒラ」 想像しただけでも悍ましいわね……。 「ソレイユ」 リフヒラちゃんってサナちゃん以外には意外と手厳しいよねー? 「リフヒラ」 私がこうなのは貴方だけよ。 「ソレイユ」 それってサナちゃんとは逆の意味で私に特別な感情を抱いてるってことだよね! ソレイユさん嬉しいよ! ソレイユはテレテレと恥ずかしがる。 「リフヒラ」 ……それで何故貴方は私にその話を持ちかけたの? リフヒラはそれを平然と無視して話を続ける。 「ソレイユ」 リフヒラちゃんが大好きだからさ。 「リフヒラ」 は……? 意味がわからない。 ソレイユの発言に呆気にとられる。 「ソレイユ」 あ、大好きと言ってもサナちゃんみたいな大好きー!じゃないよ? 私の大好きはなんだろーなぁ……。 例えるなら私にとってリフヒラちゃんは”絵本や御伽噺に出てくる主人公”なんだよ。 登場人物として好き、大好きなの! わかるかな!? ソレイユはそう言いながらリフヒラにぐいっと顔すれすれまで近づく。 「リフヒラ」 ……わからない、それが何で私に死神になる話に繋がるの。 ソレイユは興奮しながらダンっと力強く立ち上がり、こう言い放った。 「ソレイユ」 リフヒラちゃんを死なせたくないからだよ、リフヒラちゃんのことはもっと見ていたいし感じていたい! でもね、私の”眼”が言うんだ!! リフヒラちゃんは一年以内に死んじゃうってね! 私は断固拒否だよ!! リフヒラちゃんの物語を私はもっともっと見たいんだ!! あなたは今まで見てきた中で1番面白い物語を歩んでる! ここで閉ざすわけにはいかない!! だから私はリフヒラちゃんに死神の力を与えたかった! この力と君の力があればサナちゃんを甦らせることもできるかもしれない!! 私はあなたの物語を最後の最後まで見届けたいんだよ! 物語が完全に終わったら私とリフヒラちゃん、サナちゃんの三人でお茶会でもしながら感想を言い合おう!! ずっとずっとこの世界でね! だからね、今はあなたを死なせたくないの。 わかった?リフヒラちゃん。 ソレイユは言い放った後、冷静になって椅子に座り直す。 「リフヒラ」 ……つまり、貴方は私をある作品の主人公として酷く気に入っていて、面白いのにその物語が突然打ち切りになってしまうから観測者だった「ソレイユ」というイレギュラーを物語の中に入れて最後まで見ようってワケね。 「ソレイユ」 そゆこと! しかもリフヒラちゃんの中にいれば、もっとリフヒラちゃんの世界に入り込めるから私はもっと嬉しい!! 貴方もサナちゃんとあの世界でもう一度、あの頃のような幸せな日常を取り戻したいでしょ? お互いにメリットしかないんだよ! リフヒラちゃんは私に頷く以外の選択肢はないと思うな! 「リフヒラ」 ……結論から言うわ。 「ソレイユ」 うん! ソレイユはわかりきったような顔をして自信満々に答える。 「リフヒラ」 断るわ、私は死神にはならない。 「ソレイユ」 うん!ーーって、えっ? どういうこと、リフヒラちゃん? ソレイユは意外な返答に動揺する。 「リフヒラ」 二度も言わせるの? 私は 死神に ならない 「ソレイユ」 ……どうしてかな? 理由を聞いても……? 「リフヒラ」 確かに、私が死神になればサナは取り戻せるかもしれないし、もうあんな悲しい出来事も事前に防げるようになるかもしれない。 世界も平和な優しい世界にできるかもしれない。 リフヒラは自分の小さな手を見つめながら言う。 「ソレイユ」 なら、どうして……! 「リフヒラ」 でも、それは自分の力じゃないの。 私は私の力だけでサナを取り戻したい、世界を平和にしたい。 私の手で、幸せを掴みたいのッ……! リフヒラは手をぎゅっと握りしめ、力強く答える。 「リフヒラ」 貴方にはわからないでしょうね、この感情は。 安心なさい、そんな死の運命なんか私はねじ曲げて見せる。 私だけの力でッ……! リフヒラはビシッとソレイユ向かって指を刺した。 「ソレイユ」 ……そっか、残念。 ソレイユは立ち上がり、リフヒラも立ち上がる。 立ち上がった瞬間にテーブルと椅子は煙のように消えた。 「ソレイユ」 ……じゃあ、今日は帰るね! またくるから! ソレイユはリフヒラにそう言い背を向けるが、見るからに誰が見てもわかるほどに落ち込んだ後ろ姿を見せる。 「リフヒラ」 待ちなさい。 「ソレイユ」 ん、何かな? まだ何か話したいことがあった? ソレイユは振り返らずに答える。 「リフヒラ」 ソレイユ、貴方にだけ特別に私の物語を特等席で見せてあげてもいいんだけど、どう? 「ソレイユ」 えっ!? どういうこと!? ってか私の名前よんでくれた!? ソレイユはぱあぁと一気に明るくなり振り返る。 目には涙が溢れ出ていた。 「リフヒラ」 今回初めて貴方とちゃんとお話ししたけど、死神のくせに私が思うほど悪い存在ではなかったわ。 だからその詫びを込めて、貴方の願いを半分だけでも叶えようと思ったの。 「ソレイユ」 ああぁ!!リフヒラちゃん……!! もうほんと大好きっ!! ソレイユはリフヒラに抱きつこうとするがリフヒラに顔を手で抑えられ阻まれる。 「リフヒラ」 くっつかないで、調子に乗らないで。 私にくっついていいのはサナだけよ。 「ソレイユ」 ぶーぶーっ!! 減るもんじゃないからいいじゃない! リフヒラちゃんのケチ! ソレイユはリフヒラから離れ、拗ね始める。 リフヒラはそれを無視して話を続ける。 「リフヒラ」 今から私は貴方を食べるけど、死神の力は渡さずに貴方が持っていてね。 「ソレイユ」 渡したい気持ちがいっぱいだけどわかったよ! ああっ!リフヒラちゃんの物語をリフヒラちゃんと同じ目線で見えるなんて何て私は幸福なんだろうっ!! ソレイユははぁはぁと興奮して息を荒げる。 「リフヒラ」 興奮しないで、気持ち悪いから。 食べにくくなるわ。 「ソレイユ」 ひどいっ!! じゃあ黙ってるよ、きて。 ーーリフヒラちゃん ソレイユはばっと手を広げリフヒラを迎え入れる体制になる。 「リフヒラ」 ええ、ソレイユ。 グシャア……。 ーーー ーー ー ちゅんちゅん 「リフヒラ」 ……。 リフヒラは目が覚める。 「リフヒラ」 なんとも言えない気分ね……。 リフヒラはベッドから起き上がりんーっと背伸びする。 「リフヒラ」 ……。 リフヒラは自分の胸を見つめる。 私の中にソレイユはいる。 そう何故か感じさせるものがあった。 それが何かは私にはわからない。 ただ、私の中で何かが変わろうと私のやることはただ一つ。 1000年前からあるたった一つの目的。 “サナを甦らせ幸せな日常を取り戻すこと”だから。 リフヒラは胸に手を置きぎゅっと握りしめる。 「リフヒラ」 ……。 ビビッ! そうしてると突然リフヒラにとある映像が送られてきた。 「リフヒラ」 ……ん。 悲壮山付近にばら撒いている探知粉が何者かの一行がこちらに向かってきているのを見つけたのだ。 アレは……異界の戦士達。 あのゾンダールやペルソニムスを倒した異界から来た救世主……。 アレが何故私の山に? どうやって私の存在に気づいたの? 一見正義の者達のようだけど、私の邪魔をするなら容赦はしない。 何者であろうと”私達の幸せの未来を邪魔する者”は絶対にッ……! リフヒラ拳を固めながら決意し、向かってくる異界の戦士達の方角を睨みつけた。 ーーー3章へ続く。

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