使用するユーザー名のコツ
Twitterの情報を解析するアプリにおいては、使用者以外の人のユーザー名をうまく使うとコミュニケーションを誘発させやすく、ヒットに繋がります。
使用者以外のユーザー名と言っても、誰でもいいわけではありません。例えば相互フォローやフォロワーという範囲にしてしまうと、高確率でネタにしにくい人が結果に混じってしまいます。そうなると結果をツイートしづらく、拡散性が著しく弱まります。
ですから「どういう人が出たらネタにしやすいか」を考え、ある程度範囲を絞る必要があります。そしてその絞り方こそが最初に注意すべき点です。
ネタにしやすい度合いとして非常に役に立つのは、 使用者との会話の頻度 です。 例えば、
「ツイモン図鑑」では、「主食」と「天敵」の部分には使用者のリプライ先で1番高頻度なユーザーと2番目に高頻度なユーザーが選ばれます。「主食」と表現するため、その人の立ち位置はいわゆる「いじられ役」になるわけですから、たった一人にまで範囲を絞っています。
「フォロワーパーティー」では、もう少し範囲を広げ、1~5番目に高頻度なリプライ先ユーザーを取得する解析コードを挿入ワードに入れ、その挿入ワードのコードを結果テンプレートに入れることでその5人からランダムで選ばれるようにしています。
「フォロワーバンド」では、またさらに範囲を広げていますが、それでも使用者のリプライ先ユーザーから選んでいます。でないとやはりツイートしにくくなってしまいます。
上で挙げた例ではリプライ先ユーザーを多く使用していますが、もらったリプライのツイート主を使用するのもいいでしょう。場合にもよりますが、もらったリプライのツイート主のほうが、ネタにしやすい人が出ることが多いと思われます。
会話の頻度以外でも、新しさという基準も使えると思います。例えばなるべく新しいリプライからリプライ先ユーザーを取得すれば、まだ会話が続いているか、続ける余地のある状態でアプリが使われる可能性が高まります。そうなれば必然的に使用者と相手ユーザーの間にアプリに関するコミュニケーションが生じるでしょう。
また、ユーザー名でもメインで表示される名前を使うか@英数字のユーザー名を使うかでも効果は違います。後者は結果をツイートするとリプライとなって通知されますので拡散力が強いという大きなメリットがありますが、通知されてしまうために結果をツイートすることを控えてしまう人が多いというデメリットがあります。アプリによってどちらがいいのかよく検討しましょう。